JOURNAL

変形地の家 変形地の家 09

光と風とゆとりを取り入れ
「奥地」を明るく好転!

変形地の家 × 中庭のある家

BEFORE 施工前

造成地の奥にあたる変形地

広島市の西部に位置する行政区には、山林を住宅地造成した土地が散見されます。Tさんが購入されたのは、4mの擁壁があり、その上も造成地で家が建っているという敷地。2辺を擁壁に囲まれた変形地(台形)だけれど、奥まっているため「両隣の家と接してないから」とTさんはプラスに捉えられました。

擁壁を中庭の一部にし、
明るさも開放感も実現!

土地探しから始まったTさんとの家づくり。10区画くらいのミニ造成地の一番奥に約45坪の敷地を見つけました。「擁壁のある奥地」というビハインドに対し、この敷地だからこそデザインが生きてくる!と確信を持ってご提案。
部屋のようであり庭のようでもある「中庭」を採用し、奥地も擁壁もプラスに転換させ、採光も風も広さも実現させたプランです。土地代が改定されたことも相まって、ご提案後にTさんは敷地を購入されました。
今回の計画設計は吉川、実施設計は川原が担当しました。
(ジューケン 一級建築士/吉川)

AFTER 施工後

もともとあった擁壁が中庭を彩る!

ーー「奥まった敷地」と聞いていましたが、車2台ゆったり停まっていますね。

3台は余裕で停められますよ。

奥まっているけれど、家と家に挟まれておらず、「端」なのがいいと思いました。

ーーここにどんな家が建つんだろうと不安はなかったですか?

始めから擁壁を生かしたプランを考えていただき、設計図を見た時に「こんな家に住めるのか!」と驚きました。この敷地にふさわしいプランも含めて、敷地の購入を決めました。

ジューケンさんのInstagramで見た中庭のある家が印象的で、わが家の設計図にも「中庭がある!すごい!」と思いました。

ーー変形地に含まれる奥地は、駐車場が確保しづらい、車が停めにくい、暗そうなどマイナス要素が多いのではないですか?

吉川

奥地や擁壁のビハインドをいかに好転させるか? が、今回のテーマでした。

ーー好転させたポイントが中庭ですね。高低差のある土地には土が崩れないよう保護する擁壁が、そのまま中庭の一部になっているなんて!

吉川

擁壁を利用したほうが「端っこ」が生きると思いました。壁をつけると60~70cm狭くなり、中庭(5.2帖)のゆとりが激減してしまう。コストをカットして広がりを出すという考え方です。

擁壁を見せないように壁や衝立を造るのではなく、コストをかけない上に擁壁が生かされた中庭はベストでした!

ーー擁壁を隠すためにその一面を壁にしたり、足元にスリット窓をつける事例はありましたが、デザインとして生かすとは斬新です!

吉川

当社でも初めての試みです。中庭にゆとりを持たせ、相乗効果でLDK(19.3帖)も開放的になりました。

奥地でも光を十分に届ける
中庭の屋根と吹き抜け

ーー4mの擁壁の上に家が建っていますが、中庭にいると上からの目線は気になりませんか?

光をとるために中庭の屋根を提案時より少し開けてもらい、しかも目線が気にならないギリギリのところで調整してもらいました。

中庭で漫画を読もうがタバコを吸おうが寝っ転がろうが、見られることはありません。夏は風呂上がりに「整う」ことも!

日中はとてもよく光が入ります。吹き抜け階段の窓も大きいので十分明るい。

ーー光を入れるための調整は、実施設計の川原さんが担当ですね?

川原

中庭の屋根と吹き抜け階段は一番難しかったです。階段は高さに縛りがある中、冷蔵庫を置くスペースを確保しないといけないし、敷地自体が台形で斜めになった辺があるため、かなり悩みました(笑)。

ーー回り階段の上部と下部で、踏み板や蹴込み板の幅が違うんですね。

川原

光を入れる工夫のひとつです。上部を広くとると、ゆとりのある空間を感じられます。吉川が設計した意図と施主さんの想いの両方を汲んで、ギリギリを攻めました(笑)。

プライバシーを守りながら光を入れるためにどうすればいいのか、じっくり相談に乗っていただきました。

川原

とにかくご夫妻の仲がいい。例えばクロス選びで迷っても最後はご主人が奥様の意見を尊重されて。楽しく打ち合わせができました。

ーー光を十分取り込めるのであれば、洗濯物は部屋干しですか?

ほとんど外です。洗面脱衣所に物干しバーをつけてもらったので部屋干しできますが、外にもスペースがあります。

ーー外の物干し場には屋根があって擁壁もあるから、外からも上からも洗濯物が見えない。気にせず干せますね。

湿気臭くなるのを避けたかったし、日に当てるとカラッと乾くから外干しできるようにしてよかったです。

迷いが晴れる見学会で
「アイデアを盗む!」

ーーTさんはジューケンの見学会に参加されたんですね。

ジューケンさんのHPにもある『一邸目を売却し、二邸目で「中庭リゾート」を満喫!』の家に行きました。
参考:https://hiroshima-juken.co.jp/journal/journal-27935/

そのお家の洗面台もタイルもとてもよくて。タイルをつけようか迷っていましたが、実際に見たことで「つけよう」と決めました。洗面所で髪を乾かしメイクもしたいと川原さんに伝えると、ライトをつけてくれ、丸椅子がしまえて引き出しもある造作の洗面台ができました。使いやすさとデザイン性も気に入っています。

見学会では、どこをマネしようか? このアイデア盗みたい! という思いで参加しましたね。

ーー家の完成後、今度はTさんの家が見学会の会場になりました。広報担当の芦沢さん、参加された方の反響はいかがでした?

芦沢

見学された4組は、まず「中庭いいなー」と。インパクトがあったようです。そして「奥地」という変形地が設計力で好転し、魅力になるんだと実感されました。

実際に家を見ることで迷いや悩みが晴れたり、家づくりっていいなーと思ってもらえれば。ジューケンさんで建てる!ときっかけになるのが見学会ですね。

芦沢

おかげさまで1組契約されました。その方も変形地に建てられますよ。

吉川

ハウスメーカーによっては変形地だから要望は叶えられないと言われる場合も。せっかく敷地を購入しても後悔される方がいるんです。

ジューケンさんなら変形地でもプラスに考えられるし、すごく楽しい家づくりになりました。相談もしやすく、何よりみなさんの人柄がよくて。

川原

難易度の高い変形地や狭小地の設計は得意ですから!

引っ越してすぐに中庭でバーベキューをしました。ダンボールをテーブルにして、ウッドデッキに直接座って(笑)。

母と妹も一緒に盛り上がり、妹は興奮してました。楽しかった~(笑)。

吉川

引っ越し当初ならではの思い出ですね。

その後、中庭用のソファを置きました。風も通るので夫はソファで寝落ちしてます(笑)。

ヌック(2.1帖)には漫画の本棚を造作してもらったし、お風呂の窓から中庭を眺められるし。次はギターを練習して中庭で弾きたいですね。

Data:広島市佐伯区T様邸

家族構成
夫婦+子ども1人
敷地面積
145.16㎡(43.92坪)
建物面積
99.04㎡(29.94坪)
竣工
2026年1月31日

「変形地の家」の施工事例

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