JOURNAL

狭小地の家 狭小地の家 01

ビルに挟まれた
22坪の敷地

狭小地の家 × テラスが浴室をつなぐ家

BEFORE 施工前

親から譲り受けた街中の家

ご主人が高校を卒業するまで家族と過ごした家は、空き家になって数年が経っていました。はじめはリフォームをするためにジューケンに相談したHさん。しかし、リフォームも新築も費用がほとんど変わらないことが判明し、実家を解体して新築を建てることに。街中で22坪という狭小地に家を建てて一年になるH様邸をご紹介します。

ビルに挟まれた22坪の中で2.5階建てに新築!

狭小地でさらに両隣にはビルがあり、しかも街中なので防火地域でもあるという、家を建てるうえでさまざまな制限がある難易度の高いH様邸でした。
そこで工夫したのは、どのような間取りにするかという点です。ビルトインガレージ、和室、お風呂・洗面所、中庭、キッチン、リビング、寝室を1階と2階に配置するのではなく、2.5階建ての中で立体的に配置することで、限られた敷地でありながら機能的で広さを感じる家にしました。
(ジューケン 一級建築士/吉川)

AFTER 施工後

狭小住宅ならではの考え抜かれた間取り

22坪の中に各部屋をどう配置したのかとても興味があります。下の階から案内していただけますか?

まず玄関を入ってすぐ階段があり、中庭やリビングに行けます。1階はガレージで車が2台止められます。じつはガレージの奥に和室があるんです。

和室は天井が低くて隠れ家みたいですね。

約5畳の和室はロフトなんです。ロフトというと一般的には1.5階部分にあたる小さな部屋をイメージされると思いますが、天井が1.4m以下の空間をロフトと呼ぶそうです。客室なので隠し部屋のような独立した空間になってます。

1階はガレージと和室で、階段を上がると…

洗面所とお風呂です。湯船に浸かったときの目線と同じ位置に中庭があります。

洗面所を出てスキップフロアを上がると、リビングとキッチンがありますね。

はい。リビングと中庭が地続きになっており、中庭からお風呂にも行けます。

洗面所を出てもうひとつスキップフロアがあり、そこを上がると…

寝室です。左右の壁全面がクローゼットで、僕と妻のそれぞれが衣類を収納しています。

これで家の全体像がわかりました。一般的な家は1階と2階があり、各階に複数の部屋がありますよね。しかし、Hさんのお宅は狭小住宅なので1階と2階という構造ではなく、1フロア=ひとつの空間なんですね。スキップフロアは各空間をつなぐ役割をしていますね。

そうですね。狭小住宅の我が家は和室、お風呂・洗面台、中庭・キッチン・リビング、寝室の4つのフロアがある2.5階建てになります。

中庭のテラスを家の中心にし、楽しさ倍増

ご主人はどうしても中庭をつくりたかったそうですね。

はい。中庭のテラスにバーベキューコンロを設置して、いつでもバーベキューができるようにしたくて。

中庭とバーベキューコンロの設計について打ち合わせる時間が一番長かったです(笑)。おかげで毎週バーベキューをしてますよ。

冬はダウン着て、ヒーターつけて(笑)。夜は照明をつけるので雰囲気が変わりますし、雨が降れば電動でオーニングが出てくるので一年中バーベキューができます。

友達を呼んだのに雨で中止にするのはイヤだったので。うちは雨天決行です(笑)。

バーベキューセットをその都度出し入れするほうが費用は抑えられたと思うのですが。

それじゃダメです(笑)。中庭をもうひとつのキッチンにしたかったので、耐火レンガを使ったバーベキューコンロを備え付けにし、間接照明にもこだわり、オーニングもつけたんです。

炭火で焼くから焼き鳥や焼き芋もできるし、サンマも焼きます。サンマは余分な脂が落ちるので、スーパーで買ったものでも驚くほどおいしくなりますよ。中庭はキッチンテラスとして活用しています。

ご主人が手際よく焼く様子は料理ショーを見ているみたい。中庭はご主人のステージでもあるんですね。奥様もとっても楽しそう。

僕も妻も食べることが大好きなので、おもてなしをするのが楽しいし、来た人に喜んでもらえるのがうれいしいですね。

お風呂も料理も好きなことができる家

お風呂に大きな窓をつけられたのも中庭があるからですね。

休みの日は昼間から湯船に浸かってテレビを見たり、夏はそのまま中庭に出て涼んだりします。

夫は残り湯を使って中庭の掃除をするんです。ビールを飲みながら(笑)。

お風呂の窓の目隠しはどうなっているのですか。

夫 

ブラインド内蔵のペアガラスなので、ブラインドを閉じたり角度を調整できます。

お風呂が明るくて、そのまま中庭に出られるなんて内風呂付きの宿みたい。贅沢な時間を過ごせますね。

家を建ててから夫は仕事が終わったらまっすぐ帰ってきて、いっしょに料理して食べて飲んで。家がいちばん寛げる場所になりましたね。

二人で外出しても食材や調味料を買いに遠出して、家で作って食べるのが一番好きなんです。

幸い主人の実家があったところに家を建てたので土地の費用はかかっていません。そのぶん設備に多少かけました。友達と料理できるようにアイランドキッチンにしてコンロは壁際にしたり、輻射熱で家全体を24時間快適な温度に保つ「光冷暖」にして漆喰の壁にしたり。住みやすくて使い勝手の良い家になりました。

狭小ながら理想通りの家ができました。バーベキューコンロをつけた家が増えるといいな。「おうちバーベキュー」を流行らせたいですね。年を取ってもBBQ、街中でもBBQ、インドアでもBBQ(笑)。

家が完成した記念にジューケンさんを招待してバーベキューをしました。恒例行事にしますので今年もやりますよ。

Data:広島市西区 H様邸

家族構成
夫婦
敷地面積
78.84㎡(22.63坪)
建物面積
95.01㎡(28.74坪)
竣工
2016年9月2日

「狭小地の家」の施工事例

JUKEN LINEUP

OTHER JOURNAL

TOPへ戻る