JOURNAL

変形地の家 変形地の家 08

分譲マンションから戸建てへ
視界も人生も伸びやかに!

変形地の家 × 事務所のある家

BEFORE 施工前

海と島と街を臨む高台

広島市中心部から西へ車で20分弱にある比較的新しい団地。敷地の一部がレッドゾーンにあたるため、100坪という広さでありながら手に入りやすい価格帯で利便性も良い点が気に入って購入されたN様。
視界を遮らない高台にあり、山や海、瀬戸内の島々、広島の街も臨める絶景ポイント満載の立地です。
※レッドゾーンとは「土砂災害特別警戒区域」のこと。土砂災害警戒区域のうち、建築物に損壊が生じ、住民に著しい危害が生じるおそれがある区域です。

設計と外構と施主の三位一体で
マイナス要素をプラスに転換!

敷地の約4割がレッドゾーンであるため、その部分には主屋を建てることはできません。そこでNさんが要望されていた庭と駐車場をゆったり配置し、22mある間口を生かして外空間をデザインしました。ルーバーやカーポート、植栽など外構屋さんと作り上げ、敷地のマイナス要素をプラスに転換させることで、ご夫婦の満足度もアップしました。
(ジューケン 一級建築士/吉川)

AFTER 施工後

分譲マンションから
広さ4.5倍の庭付き戸建てへ

ーーいきなりですが……持ち家のマンションに不満があったのでしょうか?

独立・起業してちょうど10年になり、仕事も生活も安定していたのですが、同じことをやり続けるのが苦手で、このままマンションに住むのもどうかと。3人の子どもも独立したので。

この先楽しいことあるかな~と考えた時に、夫はバーベキュー好きなので「庭のある家欲しくない?」と思ったんです。子どもたちが帰ってきても居場所がないし。

ーー今の暮らしを変えたくなり、SUUMOで工務店のカタログを取り寄せたのですね。

数社から好みをピックアップしたらジューケンさんが残りました。

しかも知っている美容室(兼住居)を手がけたのがジューケンさんでした。おしゃれな家という印象を持ち、ジューケンさんに電話して訪問しました。

その後、吉川さんが90坪もある敷地を見つけるなんて!(笑)

借りていた事務所やマンションから近いし、一部レッドゾーンに入っているとはいえ土地が安くなるならいい!と。それで事務所兼自宅にしました。

ーー70㎡のマンションから庭付き316㎡の注文住宅へ、一気に4.5倍も広くなりましたね。

家の中を行ったり来たりしています。引越し前はマンションの1階から4階まで階段を使って体力づくりに励みました(笑)。

庭掃除をしてゴルフのすぶりをするのが朝の日課です。マンションではできませんでしたから。忘年会では庭でバーベキューをするのが楽しみです。

ーー車は計4台停められるし、十分広い庭だから周囲を気にせず火を使えますね。

「ロケーションばんざい!」
朝昼晩の美しさに感動

ーー住居側の玄関を上がって左側が事務所ですね。右側が生活空間でシューズクローク、小上がり和室(2.6帖)、LDK(17.8帖)、パントリー(1.7帖)、吹き抜けの階段がありますね。

マンションのリビングは12帖だったので、友達を呼んでもひっつきもっつきしてしまうため呼べなかったんですが、この家なら大丈夫です!

ーーリビングの存在感を引き立てている壁、これは何ですか?

外壁に使われるSOLIDO(ソリド)をリビングの壁にしました。これに全集中しました(笑)。

吉川

外壁を内装で使いたいと言われる施主さんは案外いらっしゃいますね。SOLIDOについては実施設計担当の川原が説明します。

川原

セメントの質感が特徴で、石でもタイルでもない風合いがあります。Nさんは鉄黒を選ばれました。クロスより厚みがあるのでサッシと一体に見えるように納め、角の見切りもかっこよくなるよう調整しています。

階段がかっこいいと言う人もいます。

川原

蹴込みを設置しないオープン型、踏み板は木製で、手すりや支えとなる部分は鉄骨です。鉄骨をスリムにして華奢に見えるほどスタイリッシュな階段になるんです。

吉川

ストロークの長さや踊り場の位置など、野暮ったくならないよう隠し味がたくさんあります。当社に限らず、いいなーかっこいいなーと感じる空間って細部までデザインされているんですよ。

ーー伸びのある空間に階段と吹き抜けが一役買っているんですね。

仕事から帰って着替えようと2階に上がるときに夜景が目に入り「うおっ!」となる。広島の夜を独り占めしています。

吹き抜け窓から見える青空や雲も、夕日もきれい!

朝日が上がる時間帯もすばらしい眺めです。ロケーションばんざい!

吉川

高台だから、電線などの雑物がない気持ちのいい空ですね。

川原

吹き抜けのフィックス窓は壁いっぱいにサッシを納めたり、窓台をつなげて二つの窓がつながっているようにしました。エッジを揃えて細部を整え、デザインと機能美のバランスをとりました。

ーー山側と海側で景色が違って気持ちがいい。2階からは瀬戸内海の島も広島の街も見えて絶景がさらに広がりますね。

やりたいことをして
人生をもっと楽しむための家

「よう50代で建てたね」と言われるけれど、楽しく生きたいからです!

旅行や趣味にお金を使う人もいるし、僕たちの場合は家でした。

生活のすべてが快適すぎます! キッチン最高! 広くて使いやすいし、パントリーにはたっぷり物が入ります。湯船では足が伸ばせる! 夫(4.3帖)と私(5.6帖)それぞれの部屋もあるし!

自宅兼事務所にして仕事がしやすくなり、事務所の玄関を土間にしたことで商品の出し入れがスムーズになりました。キャンプやバーベキューなど趣味の道具もきれいに収納できてうれしいです。

吉川

「独立して家を建てられる」と証明されたことで、Nさんの後輩の方々も夢が持てますね。

達成感ありますね。マンションが希望価格ですぐ売れたのもよかったです。

もっと人生を楽しむために、小上がり和室(2.5帖)でストレッチして体のメンテナンスをしています。

ーーお風呂とストレッチと絶景で、心と体のケアをしながらのびのび過ごせますね。

年末に子どもたちが帰ってきますが、じつは家の全貌を伝えてないんです。

ーーえ! 写真を送ってないんですか?

庭だけは写真を送り、後は何も教えていません(笑)。

子どもが帰省したら2階の1室と、小上がり和室を寝室にします。

ーー実家がいきなり大きな一戸建てになっているから驚かれるでしょうね。

家を見せてびっくりさせたいです(笑)。

Data:N様邸

家族構成
夫婦
敷地面積
315.98㎡(95.58坪)
建物面積
131.15㎡(39.67坪)
竣工

「変形地の家」の施工事例

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