JOURNAL

変形地の家 変形地の家 02

郊外の団地にて、
変形地のポテンシャルを引き出す

変形地の家 × シティホテルのような家

BEFORE 施工前

郊外・変形地という理由で
格安になった敷地に建てるデザイン住宅

広島市内から車で約15分走ったところにある中心部近くの団地。
築30年くらいの住宅が並ぶ一画に、少し変わった土地がありました。それは、外階段(1.5m)がついた40坪未満の変形した土地。整形地では考えられない価格で売り出されていました。 台形のような変形地にデザイン住宅を建てたM様邸をご紹介します。

限られた敷地を「斜めの線」で、
デザイン性と可能性を引き出す!

高低差のある団地でよく見かける「ひな壇の土地」。始めからついていた外階段を上った敷地は、40坪未満。そこに車2台停める駐車スペースを確保したいという条件も重なり、かなり難易度の高い設計となりました。
変形地のマイナスをプラスに変換するため、「斜めの線」を取り入れたデザインに挑戦することで解決への手応えをつかみました。
(ジューケン 一級建築士/吉川)

AFTER 施工後

生活を感じさせない
シティホテルような空間

産休中に出産と新居への引っ越しを無事終えられたんですね。お忙しい中、どのような家を建てたかったのですか?

好きな色が白・黒・グレーということもあり、ホテルの部屋のようなシックでモダンな家にしたかったんです。シンプルなのが好きで。駐車場は2台確保して、吹き抜けと中庭、開放感のあるリビングなど、ざっくりイメージをお伝えしました。

その要望を落とし込まれた設計図を見て、どう思いましたか?

図面を見てピン!と来たので、ジューケンさんに決めました。他社ではなくジューケンさん即決です!

まず驚くのが、玄関を入って目の前にあるRの壁。確かにホテルみたいですね。

一発目のインパクトが欲しいから「ホテルのロビーチックに」とジューケンさんにお願いしました。Rの壁にすることで扉をつけなくても玄関から部屋は見えないし、生活感のない理想の空間になりました。

玄関側から見たRの壁をリビング側から見ると、Rの丸みによって広さを感じるんですね。

吉川

リビング側はRが引っ込んだ凹型になっており、壁は直線ではなく丸みがあります。このRは腕の良い職人さんだからできる技です。

初めて来た人はみんな驚きますよ「何この壁!?」と。期待通りのリアクションをしてくれます(笑)。

吉川

設計時にCGを作成し、バーチャル上で徘徊してもらうんです。Rの壁もしっかりシミュレーションをした上で施工に入ります。

チルアウトもバーベキューも。
リビングの延長にある中庭

シティホテルのような空間を作り出しているのは、壁や天井、家具などのシックな色合いに加え、東側に配置した中庭にも秘密があるようですね。

中庭にテーブルを出してバーベキューをしています。ウッドデッキに腰掛けるから、椅子はいらないんですよ。

吉川

「中庭」とは、土のある庭ではなく、床を壁で囲んで天井が空いている空間。光は上から降りそそぎ、外から中は見えません。中庭はリビングの延長上にある部屋のようでもあります。プライベートが守られ、ジューケンが得意とするデザインのひとつです。

中庭の大きな窓も他の窓にもカーテンがないから圧迫感がありません。夜は間接照明をつければより落ち着いた空間になり、夫は中庭でタバコを吸い、一人でチルアウトの時間を楽しんでいます(笑)。

ご主人のお気に入りは中庭で、Mさんのお気に入りはキッチンだそうですね。

広いし、動線がいいなーと実感しています。洗濯や片づけもスムーズで使い勝手よくて。キッチンから中庭もリビング全体も見渡せるから料理をしながら家族にも目を配れます。

キッチンとリビングは同じ床で、Mさんの好きなグレーを選ばれたんですね。

憧れのフロアタイルにしました。子どもがハイハイをするので掃除はマメにしています。水拭きができ、傷がつきにくいのがいいですね。家の中では裸足です。足触りが最高! 床暖房にしたので初めての冬も裸足で過ごせると思います。

変形地を感じさせない、
土地形状を生かした工夫

40坪ない敷地で建物自体は約30坪。台形のような変形地をどのように生かしたのかポイントを教えてください。

吉川

限られた敷地に開放感のある空間をつくるために「斜めの線」を多用しています。直線と斜めを組み合わせると、フィールド(領域)が広がるんです。「空間が開く」と言ってもいいかも。視界が広がり、光を取り入れる場所を確保することができます。

室内をよく見ると、段差のある天井やリビングから玄関にかけて斜めや台形になっており、直線ではないんですね。

斜めといっても不安定さを感じることなく、デザインの一部になっています。斜め具合がかっこいいですよ!

吉川

限られた空間でも開放感を得るのに重要なのが窓や吹き抜けです。空の色や光をしっかり感じることができる設計デザインにしました。360度すべてを開放させるのではなく、優先順位をつけることで安心して開放的になれますよ。

外観も角度を変えて見ると「斜めの線」がたくさん生かされていますね。

吉川

「斜めの線」によってシャープな外観になっています。街中や整形地は人気がありますが、変形地だとか郊外という理由で避ける方もいらっしゃいます。一見マイナスのような敷地でも、プラスに転換できるご提案をします。すると、避けていた敷地がデザインによって可能性に変わる。変形地のポテンシャルをアップさせるのが、課題の解決策のひとつです。

設計図をはじめ、壁や扉といった細々した決め事をジューケンさんが提案した中から即決しました。何もかも直感で決めましたが、間違いなかった(笑)。今でもそう思います。

Data:広島市東区M様邸

家族構成
夫婦+子ども一人
敷地面積
130.82㎡(39.57坪)
建物面積
97.87㎡(29.59坪)
竣工
2023年5月31日

「変形地の家」の施工事例

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